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男女残酷物語/サソリ決戦 [Blu-ray]



時間 ‏ : ‎ 90 分
発売日 ‏ : ‎ 2025/5/14
出演 ‏ : ‎ フィリップ・ルロワ、ダグマー・ラッサンダー、ロレンツァ・グェッリエリ
字幕: ‏ : ‎ 日本語
言語 ‏ : ‎ 英語 (Dolby Digital 5.1), イタリア語 (Dolby Digital 5.1)
販売元 ‏ : ‎ キングレコード
原産国 ‏ : ‎ 日本
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

昨年の初公開まで一切日本に紹介された形跡のない、1969年のイタリア製ウルトラ・ポップ・アヴァンギャルド・セックス・スリラー。
終わりなき男女の対決を描き、エリオ・ペトリ『華麗なる殺人』(65)、マルコ・ヴィカリオ『黄金の七人』(65)、ロジェ・バディム『バーバレラ』(67)、
パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ『女性上位時代』(68)、ジュリオ・クエスティ『殺しを呼ぶ卵』(68)などの名だたる作品群にも通じる
エロティシズムとフェティシズムを漂わせ、サイケデリックなサブカルチャーとセックス、ブラックなユーモアも含めて完璧かつ超洗練の異常世界を構築、
近未来SF的美術造形は唯一無二の異様さを醸し出し、あまりの傑作ぶりに観る者は顎が外れること必至。
サディスティックな凌辱魔人セイヤー役に『黄金の七人』『女性上位時代』『愛の嵐』(73)の名優フィリップ・ルロワ。
監禁される女性メリーを大量のイタリア犯罪映画、ホラー映画、エロティック映画で活躍、マリオ・バーヴァやルチオ・フルチ作品にも出演した
ドイツの女優ダグマー・ラッサンダーがクールに熱演。
音楽は『ベニスの愛』(70)『夜行性情欲魔』(71)『血みどろの入江』(71)等を手掛けるイタリア映画音楽の巨匠ステルヴィオ・チプリアーニ。
エンニオ・モリコーネの影響も垣間見える極上のラウンジ・ミュージックをベースにポップ、サイケデリック、ジャズを縦横無尽に駆け巡る
チプリアーニの美しいメロディは映画を飛び越えて独立した存在感を発揮、本作の「メリーのテーマ」は世界的な人気を誇る。
また、美術面ではフランスの芸術家ニキ・ド・サンファルによる巨大女性像≪ホン≫のレプリカが使われ作品に忘れ得ぬ印象を刻むほか、
記号の繰り返しによる空間構成で平面を造形するイタリアの抽象画家ジュゼッペ・カポグロッシ作品へのオマージュが劇中に施されている。

海外では近年本作の存在を発見する者が多くあらわれ、「性的異常がこれほど魅惑的に感じられる映画は他にない」「すべてのフレームが単独でも機能する」
「スタイリッシュで、非道徳的で、完全に狂った恥知らずのエンターテインメントだ!」と驚きの声が挙がり続けている。
相容れない男女の生態を極彩色の筆致で描いた、世にも残酷な物語。あまりに痛烈で華麗な結末を見届けたら最期、全身を中毒のように絡め取られるだろう。


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